Wednesday, February 10, 2010

花粉症の方へ


例年のことだが、花粉症の季節が来た。2つ3つ皆様にアドバイスをしたい。先ず花粉をブロックする方法だが、鼻にゴマ油を塗るとブロックできると教えて下さった方がいて、色々な方で実験したがいい成績だった。先日花粉症の論文を見ていたら、ワセリンを使うといいと書いたあったが、原理は同じである。次に足に花粉症の時に効くツボがある。「太衝-たいしょう」である。足の第1・2趾の骨のつなぎ目である。図を参考にして戴きたいが、鼻の症状があるときにここを押すと楽になる。少し強めに刺激すると良い。次に食生活だが、白米を止めることである。以前にも書いたが、過食で大腸が疲れていると免疫が下がり、粘膜が炎症を起こしやすい。絶食とはいわないが、白米を減らすだけでも効果がある。次にお薦めなのが刺激物の摂取を控えることである。私など最近刺身に醤油をつけないが、spicy foodを減らすだけで違う。これだけメタボと言ってるのだから、30代~60代の方で20才の時と比べて体重が15kg以上増えた方には是非お薦めしたい。今はなかなか食べて健康にはならない。食べないことの方がいいくらいである。

辛いものの食べ過ぎで治りにくい右側の帯状疱疹


風邪をひいたり胃腸の調子が悪かったり、免疫が落ちるとよく帯状疱疹という赤いブツブツが身体に出ることはご存知の方も多いと思う。しかし辛いものの食べ過ぎとの関係まではご存じないと思う。帯状疱疹はherpes zoster というヘルペスウィルスが悪さをするので、病院での治療はもっぱら抗ウィルス剤とステロイドだ。大体処方は1週間から2週間ぐらいである。痛みが強ければロキソニンなどの鎮痛剤をもらうがこれだけの治療でうまくいけばいいが、2ヶ月も痛みが続く方がいる。残り3割の痛みが取れないという。病院ではこうなると痛み止めを出し続けるだけだが、本人はいつまでこの痛みが続くのかと焦る。こうなると鍼灸でもということになり来る方がいる。The Bi-Digital O-Ring Testを使うと治らない理由は胃腸や呼吸器に問題のあり、そちらを治療していないことが簡単にわかる。特に大腸が弱っていて辛いものを食べ続けると薬はキャンセルするし、免疫は上がらないし、自力で治せなくなってしまう。本人は辛いものと免疫の関係はわからないから、元気でもつけようと辛いものを止めない。特に辛いものは胆嚢や十二指腸に負担をかけるので右側の背中に反応が強く出て、右帯状疱疹と無関係ではない。唐辛子などはものの見事に薬効を消すので、せめて帯状疱疹が治るまではキムチ鍋など我慢していただきたいと思う。我々からみると辛いものを食べ続けるというのは、病気を治したくないというもの同じ事である。