Tuesday, December 02, 2008

刺身に醤油をつけない話


今度は刺身に醤油をつけない話をしたい。この話は鍼灸学校に通っていたとき、生理学の先生が、「日本人の塩分は15g以下がいいというが、私などは6gぐらいしか取っていない。味噌汁はお湯で薄め、そばはそば湯で食べる。初めはきついがなれると何でもない。塩分を減らしてわかったことは頭がさえるということだ。睡眠時間も短くて大丈夫。」というは話をして下さった。10年程前に年下の友人が脳梗塞で倒れ、あまりの接待続きで外食や塩分過多を医者に指摘され、退院祝いにと一緒に寿司屋に入ったとき、「田中、こんなに寿司に醤油つけなかったっけ?」、「いやいつもこんなモンだよ。」彼の醤油の漬け方はネタにつけ、しゃりにつけ、横にもつけ、醤油の小皿には米粒が浮いている。どう見てもつけすぎである。私自身あることをきっかけとして、spicy foodをほとんど取らなくなったが、何か問題があるなと言えばない。意味のない食欲を出さなくて済んでいる。今では刺身に醤油はつけない。それでわかったことは魚ごとに本当に味が違うことだ。醤油をたっぷりつけると皆同じ味である。
以前に実験で、トンカツ屋さんでソースを抜いて自分がどういう反応をするか試してみた。まずはトンカツの両端は食べない。次にころもを取る。キャベツなどは半分で十分。結局、ソースで食欲を出しているのだ。ご飯のおかわりとキャベツをおかわりする人もいるという。昔みたいにごはん以外食べるものがなければ、醤油のさくら飯などはわかるが、これだけメタボと言っていてspicy foodや醤油、ソースを使ったらどれだけ意味のない食欲を出しているかわからない。