Tuesday, May 27, 2008

貯金治療に関して


「貯金治療」・・・殆どの方が聞いたことがない言葉だと思う。私が作った言葉だか、経緯を説明しようと思う。我々治療家の場合、殆どの方が具合が悪いので治療を求めにくる。具合が悪くなければいらない仕事である。ところが色々な方を治療していると悪くないのにたまにくる方がいる。腰も痛くなければ身体のどこにも異常がない。こっちもやることがないので普段診ないようなところを診ると意外にも今後の治療の大きなヒントをつかむことがある。腰が痛いときはその治療で、こんな所気がつかなかったが普段はこうなっているんだ・・・。だったらこうやったらもっといい効果が出せるのではないか。ご隠居さんになるとある程度、定例で治療を受けているので悪いからかかるのではなく、健康管理・維持でかかっている。そんな時もよく身体の特徴を診ることが出来る。そんな体験があるのでなかなか治らない腰痛の方の治療を痛くないときにしたら意外にも痛いときよりも良い結果が出た。考えてみればこれは貯金と同じである。身体の調子の良いときにもっと器を拡げ、余力をためておけば悪くなりにくいことは当然のこと、たとえ悪くなっても治癒が早い。体調の良いときにかかれる方は殆どいないので、何か良い方法で啓蒙しようと考えていたら、この「貯金治療」が浮かんだ。これなら理解していただける。あなたはお金が無くなってから金策をしますか、それとも余裕のあるときに金策をしますか?