Tuesday, February 19, 2008

三叉神経痛の治療のコツ


三叉神経痛はやっかいな神経痛の1つです。80%位の痛みは薬物などでも取れるのですが、残り20%を取るのが難しい。手術などで剥離術をやって根治となればいいですが、テグレトール(三叉神経痛でよく出る薬)などだけでは頼りないと思ってしまいます。
たまたま三叉神経痛の治りかけの方が捻挫をして来院されました。捻挫をして無理していないのに三叉神経痛が悪化したという。こういうケースはよくあるので、三叉神経痛が悪化する2つ話をしました。
1つはいうまでもなく、免疫力低下。風邪を引いたとか、下痢をしたとか、明らかに体調が悪い場合、三叉神経痛はまた痛み出します。今回のように無理をしていないのに痛み出すケースは首のゆがみが原因している場合が殆どです。捻挫などで下肢のバランスが崩れ、その結果首がゆがみと頭への血流が悪くなり、三叉神経痛が悪化する。
免疫低下であれば乳酸菌や漢方薬の中に病中病後で使える薬剤があるので、専門医に出していただけばいいが、首のゆがみは我々の出番です。
三叉神経痛は楽をしていればいいというわけにはいかないので、そこを理解して治療すると限りなく0に近く治療できます。

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