Tuesday, May 08, 2007

禁煙、50代からでも効果 肺がん死亡率43~64%減


asahi.com:禁煙、50代からでも効果 肺がん死亡率43~64%減 - : "禁煙、50代からでも効果"

中高年になると「今まで長年吸っていていまさら・・・」という声も聞くが、この記事は朗報である。私自身、29才で願かけで禁煙したが、早いものでもう20年が過ぎた。先日おやじも医者に心臓が悪いとか言われて、80才を前に禁煙をした。良いことである。禁煙してみると手が震えるとかは意外と無く、人の吸っている煙が気になるから不思議なものである。何より禁煙で良いことは周りの人に対してである。吸っている本人はフィルターを通している分、煙の吸収は弱くなっているが周りの人間はダイレクトに入る。良い迷惑である。

禁煙に限らずリハビリでもそうだが、いくつになってもどんな状況でもあきらめないことが大事だ。以前は85才以上の方は筋トレしても無駄だと思っていたが、最近96才のおばぁちゃんのリハビリで筋肉がついたのにはビックリした。人間死ぬまで修行。どんな状況でも、「さぁ、今から始めよう。」が大切である。

Wednesday, May 02, 2007

写真見て「痛い」


asahi.com: 脳内メカニズム解明 写真見て「痛い」 群馬大院教授ら -: "写真見て「痛い」"

仕事柄、実際炎症がないのに痛いと言う方の治療はよくする。よく観察していると非常に良くしゃべる。病院の先生は話も聞いてくれないだとか、こっちが言ったことを否定されただとか、何か心の中に納得しないものを持っているといつも感じている。先日も圧迫骨折のおばあちゃんが腰痛が悪化したということで、久しぶりに来た。話を聞くだけで時間になってしまったので、ではまた来週ということになった。次におみえになったときは、「大分楽になりました。」と言っていた。先週は話を聞いただけで身体には触れていないのに。これはよくあることで、痛みは感情と密接な関係があることは以前から感じていた。大脳生理学がもっと進めば、人間の感情と病気の関係が解明されてくるだろう。そして私自身強く感じている、「人間を最終的にコントロールしているのは感情である。」ということが証明されるかもしれない。

ウジ虫療法で足切断回避


ウジ虫療法で足切断回避 難治性潰瘍に高い効果|話題|社会�: "セラピー」"

これはマゴットセラピーと言って以前から民間療法の中にあった。難治性潰瘍だけでなく、皮膚炎などに小魚が使われたり色々と種類がある。この治療の皮肉なことは、人類は微生物から抗生剤を作ったが段々効かないものが増えてくる。困って最後にまた虫に戻る点である。
西洋医学が感染症に対して多大な貢献をしたことは万人が認めるところだが、突き詰めると少しおかしな事が出てくる。耐性菌の出現である。結局は自然に帰るんだなぁと感じてしまう。自然の力を見せつけられた気がする。動植物との共生の中でもっともっと人間は快適に生きられると予感してしまうのは僕だけだろうか。

視力障害に遺伝子治療


生活 北海道新聞: "視力障害に遺伝子治療 世界初、ロンドンの眼科"

いよいよここまで来たという感じ。白内障ならレンズ交換で良いが、網膜の病気に関しては治療法がなかっただけに、とても治療の結果が待ち遠しい。いままでは、「これには治療法がありません。」と言っていたものが、「これにはこれとこれ。こんな治療法もあります。」といった時代になっていくだろう。
技術革新のおかげで、治療をあきらめていた患者を救えるのは勿論だが、われわれも「これには治療法がありません。」と言わなくてすむので救われる。